
日本でも親しまれている中国の黒茶プーアール茶。
独特な香りと、その栄養が魅力的なので、美を追求する方に愛飲している方が多くいます。
中国茶には、緑茶・白茶・黄茶・青茶・紅茶・黒茶の6種類があります。
黒茶と分類されるプーアール茶は、菌による発酵で作られているお茶なんです。
この記事では、プーアール茶の栄養や、飲む時に注意することなどをご紹介していきたいと思います。
プーアール茶の特徴
プーアール茶は中国茶の分類では黒茶になるものです。
製造の過程で微生物を加えて発酵させる、後発酵茶に分類されます。
お茶の分類
緑茶/発酵させない茶
青茶(烏龍茶)/半発酵させた茶
紅茶/全発酵させた茶
なお、微生物を介在させる発酵茶は黒茶です。
黒茶と呼ばれる理由は、茶葉が黒褐色だからです。
黒茶は発酵茶ですので、ワインのように年月が経って熟成させたものほど味や香りが良くなり価値も上がります。
プーアール茶の2つの製造方法
プーアール茶は、製造方法が大きく2つに分かれます。
加熱により酸化発酵を抑えた緑茶を麹菌で発酵させている熟茶。
経年により熟成させられた生茶。
熟茶も生茶も加熱して酸化による発酵を抑え、茶葉を揉むところまでは同じ製法です。
その後、熟茶は好気生菌や嫌気性菌や真菌によって発酵を進めて作られます。
熟茶は、暗褐色で、短時間で量産することが可能なので、大量輸出向きとして親しまれています。
生茶は、時間をかけて発酵したのもので、数十年を超えて熟成されたものもあり、コレクターや投資家が高値で取引しています。
プーアール茶の栄養
プーアール茶に含まれる栄養、実はとっても凄いんです。
プーアール茶に含まれている成分
ビタミンB1・B2・A・C・E
鉄分
ミネラル(カリウム、ナトリウム、マグネシウムなど)
ポリフェノール(タンニンやカテキン)
リパーゼ
ミネラルは緑茶よりも多く含まれています。
プーアール茶は発酵茶なので、脂肪分解酵素であるリパーゼを多く含んでいます。
リパーゼは、脂肪の消化吸収に働き消化酵素で、脂肪を分解する働きがあります。
そのため体内にある脂肪を燃焼しやすくなります。
運動前や食事前や食事中などにプーアール茶を飲むことで、体内に脂肪がたまるのを防ぐことも可能です。
プーアール茶は空腹時に飲んでいいの?
プーアール茶は日常的に親しみやすい味のため、食中・食後以外の空腹時にも飲みたいと思われる方も多くいます。
ただ、お茶が胃酸を薄めてしまい、さらに胃液の分泌を抑制して消化を妨げてしまう可能性があると言われていますので、空腹時は避けましょう。
プーアール茶にカフェインはあるの?
プーアール茶の中にカフェインも含まれています。
妊娠期や小さなお子さん、カフェインに敏感な方は注意しましょう。
プーアール茶は美へ導くお茶
プーアール茶の栄養、凄いですね。
ダイエットはもちろんのこと、美肌も導いてくれそうな成分です。
香りは緑茶とはちがった感じが、気分を変えるのにもおすすめです。
ストレスで、今日は食べ過ぎたかも…と思ったら、プーアール茶ですっきりしましょう。